B650 廃盤の報道を受け、B650を急いで買うべきなのかどうか疑問に思う人は多いでしょう。
本稿では、公式情報の整理、過去事例から予測される今後の動向、大体モデルとの比較の3点を中心に解説します。
B650が無くなる前に買っておくべきなのか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
公式発表のまとめ(現状と国内の前提)
現時点で、B650そのもののEOL(終息)を明示したメーカー公式文書は見つかっていません。
この報道は否定されておらず、流通の移行方針として広く共有されています。
一方で、海外の主要メディアは2025年8月下旬に相次いで「B650は段階的に縮小し、B850へ置き換え」という報道を出しました。
AMD・ベンダーの一次情報
AMDは2024-06-02にX870/X870Eを発表しました。
その後、B850/B840は2025年初頭の展開と案内され、2025-01-06にはベンダーからB850の製品発表が出ています。
2025年9月にはB850の新機種投入も確認され、後継系のラインアップは拡充が続いています。
メディア報道のまとめ
2025-08-22〜25にかけて、複数の有力メディアが「B650は段階的終息、主力はB850へ」というトーンで報道しました。
正式なEOL日付は示されていないものの、方針としては同内容が繰り返し報じられています。
報道の内容としては即時終了ではなく段階的移行が主流となっています。
H2: B450→B550の移行から読める今後の予想
過去のモデル移行期を見ると、後継が出ても旧世代はすぐ消えません。
特殊なモデルから先に在庫が薄くなり、一般的なモデルが後に続く形となります。
本稿ではB450→B550期の流れを手掛かりに、B650の在庫が細る時期を月単位で予測します。
過去事例からの予測になりますので、以下は目安として扱ってください。
過去事例の時系列(B450→B550)
B550は2020年6月に登場し、その直後もB450は広く流通していました。
年末〜翌年春にかけて、Mini-ITXやVRM強化モデルの型番から先に在庫が薄くなりました。
一般的なATXやmicroATXは、発売後おおむね9〜15か月は選択肢が残ったという体感があります。
価格は底打ち後に戻り、局所的に上振れたケースも見られました。
H3: B650の在庫が細る時期の目安
前提として、上位のX870/X870Eは2024年6月に発表され、B850は2025年初頭から各社が展開を加速しました。
普及帯のB650 ATXは2025年10月末までは複数型番から選べると見込まれます。
2025年11月〜2026年3月は選択肢が半減し、Wi-Fi内蔵やMini-ITXなどは2025年11月〜2026年1月に先行して枯れやすいでしょう。
2026年6月末時点では新品流通は限定的になり、在庫は店舗や倉庫単位でばらつく状況が想定されます。
H3: B650をいつまでに買うべきかの目安
特殊な仕様が必須なら、2025年11月30日までの確保をおすすめします。
一般的な構成でよければ、価格と在庫のバランスが残る2026年3月31日までの判断が現実的となるでしょう。
旧在庫を粘って狙う場合は2026年6月30日までを上限とし、値上がりや付属品違いに注意するのが無難です。
代替モデルとの比較(A620/B850)
A620 vs B650
A620はエントリー向けで、GPU×16は原則PCIe 4.0です。
M.2はGen4が1〜2本の実装が多く、USB4はほぼ非搭載です。前面Type-Cの帯域も控えめで、拡張性は低めとなります。
価格は下がりますが、Gen5 SSDや高速外付けI/Oが必要な場合や拡張前提の運用を想定する場合は避ける方が良いでしょう。
軽めのゲーム、学習、事務用途なら選択肢になります。
B850 vs B650
B850はM.2 Gen5×1を確保する設計が一般的です。
GPU×16のGen5対応はモデル依存ですが、USB 20Gbpsは搭載されており、USB4(40Gbps)対応のモデルもあります。
より新しい規格に対応しており、安定性と将来性を同時に得やすいのが強みです。
まとめ:B650生産終了 終売前に買っておくべきか
B650の中で希少な仕様や小型フォームが必須なら、在庫があるうちの確保が安全です。最安重視の人も、早めの購入が現実的です。
一般的なB650モデルを検討する場合も、2026年中旬までには結論を出しておくのがおすすめです。
公式の告知が出た場合は、最新情報を元に判断しましょう。この記事は執筆当時の目安となります。
コメント