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PCケースの床置きは大丈夫?安全に置く5つのコツと注意点

パソコンの本体を床に直置きしても大丈夫かどうか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

机の上のスペースを有効活用するために床に置きたい反面、「床置きでパソコンが壊れやすくならないか?」と不安になりますよね。

結論から言えば、PCケースの床置き自体は可能ですが、いくつかのリスクに注意が必要です。 床はホコリが溜まりやすく排熱もしにくい環境のため、そのまま置くと故障リスクが高まります。

適切な対策を講じれば床置きでも安全にパソコンを運用することができます。確認すべき点と注意点を解説していますので、床置きしたい方は読んでみて下さい。

目次

PCケースを床置きしても大丈夫?メリットとデメリット

PCケースを床に置くことにはメリットもあります。最大のメリットは机上のスペースを広く使えることです。大型のデスクトップPCでも床に置けば机の上がスッキリし、キーボードやマウス操作のスペースを十分に確保できます。また、高い位置から落下する心配がないため、机からの落下・転倒リスクが少ないのも利点です。地震や誤って机を揺らした際にPCが落ちてしまう心配がない分、安心感があります。

一方で、床置きには注意すべきデメリットや多数存在します。最大のデメリットはホコリが溜まりやすい点です。床付近は部屋の中でもホコリやゴミが集まりやすく、PCを直置きすると吸気口から大量のホコリを吸い込んでしまいます。その結果、冷却ファンや内部パーツにホコリが付着して冷却性能が低下し、熱がこもりやすくなる恐れがあります。床は空気の流れ(エアフロー)が悪く熱が逃げにくいため、特に高性能なPCほど放熱不足でパフォーマンス低下や熱暴走につながりかねません。

さらに物理的な破損リスクも存在します。PC本体を床に置いていると、足でうっかり蹴ってしまったり、掃除中に掃除機をぶつけてしまったりといった衝撃が伝わりやすくなります。振動や衝撃が加わると内部パーツの破損やデータ損失につながる可能性があります。また床は湿気の影響も受けやすい場所です。特に梅雨時や夏場など湿度が高い環境では、床付近の湿気でPC内部に結露が発生し、電子部品が錆びたり故障したりしやすくなります。

このように、床置きにはホコリ・熱・衝撃・湿気といった課題があるため、そのままでは 「大丈夫」とは言い切れないのが実情です。

PCケースを安全に床に置く5つのコツ

床にパソコンを置く際は、以下の5つのポイントを押さえておくと安心です。それぞれ順番に見ていきましょう。

1. 台やスタンドを活用して床から少し浮かせる

PCケースは直接床に置かず、何か台となるものの上に載せて設置するのが基本です。わずかでも床から浮かせることで、ホコリの侵入や熱のこもりを防ぎやすくなります。例えば市販の「CPUスタンド」や「PCケース用のラック」を使えば、床とPCの間に5〜10cmほどの隙間を作ることができます。

100円ショップやホームセンターで手に入る木製のすのこを代用するのも手軽で効果的です。台に載せることでPC底面の通気性が確保され、底面に電源ユニットや吸気口があるケースでも床との密着を避けられます。結果として排熱効率が上がり、内部にホコリも溜まりにくくなるでしょう。

また、キャスター付きのPCスタンドを使えば移動がしやすく掃除も簡単です。掃除機をかける際にサッとPCをどかせるので、床周りのホコリをこまめに取り除けます。

直置きを避け「ひと手間かけてPCを床から離す」ことが、安全に床置きする第一のコツです。

2. ホコリ対策を徹底し、定期的に清掃する

床置きにおいてホコリ対策は欠かせません。たとえスタンドで浮かせても、床付近はどうしてもホコリが舞い上がりやすく、時間とともにPC内部に蓄積してしまいます。

対策としては、まず吸気口にフィルターを取り付けることが有効です。市販の防塵フィルターやメッシュカバーを吸気口・排気口に装着すれば、空気と一緒にホコリが入り込むのをかなり防げます。

加えて、定期的な清掃も心がけましょう。床置きの場合、少なくとも数ヶ月に一度はPCケースを開けて内部の埃をエアダスターで飛ばしたり、フィルターに詰まったゴミを掃除したりすることをおすすめします。こまめな清掃によって冷却性能の低下を防ぎ、常にPC内部をクリーンな状態に保つことができます。日頃から床周辺の掃除機がけを念入りに行い、PCの近くにホコリが溜まらないようにすることも大切です。

3. 周囲に十分な空間を確保し、通気性を良くする

PCを床に設置する際は、周囲の通気スペースをしっかり確保するようにしましょう。床置きだとつい壁際の隅に押しがちですが、PCケースの前後左右に余裕がないと排熱した熱気がこもりやすくなります。

最低でも背面の排気口から壁まで10cm以上、可能なら20〜30cmほど距離を空けてください。側面や上部に吸排気口がある場合も、物を密着させず風通しを良くしておきます。

また、カーテンや布製品が近くにあると通気を阻害したり、最悪吸気口を塞いでしまう危険があります。床置きする場所の周囲には物を置かず、空気が流れる道を作るイメージで配置してください。特に狭い棚の中や密閉されたテレビ台の中など通気性の悪い場所への設置は避け、開放的なスペースに置くことが理想です。

空気の流れを意識したレイアウトにすることで、床置きでも効率的な冷却が可能になります。

4. カーペットや湿気・直射日光の多い環境を避ける

設置場所の環境にも配慮しましょう。 フローリングと比べ、厚手のカーペットやラグの上への直置きはおすすめできません。柔らかい敷物の上ではPCが不安定になるうえ、ケース底面の通気口を塞いでしまう可能性があります。

またカーペットの繊維から出るホコリや、静電気によるチリの付着で内部が汚れやすくなる懸念もあります。床がカーペットの場合は先述のとおり硬めの板やスタンドを間に挟み、直接触れないようにするのが安全策です。

さらに、湿度や温度にも注意が必要です。 湿気が多い場所にPCを置くと、内部で結露が発生して基板が腐食する恐れがあります。特に梅雨時や夏場で湿度が高い場合は、部屋の除湿を行ったりエアコンで湿度管理をすると安心です。逆に乾燥しすぎて静電気が発生しやすい環境も望ましくありません。

適度な湿度(40〜60%程度)を保ちつつ、PCを窓際や直射日光の当たる場所に置かないようにしましょう。直射日光下ではPCケース内部の温度がさらに上昇したり、ケース外装が変色・劣化する可能性もあります。温度・湿度ともに極端な環境を避け、快適な室内環境で運用することが大切です。

5. ケーブル配線と足元に注意し、安定した場所に設置する

最後に、物理的な安全確保のコツです。床置きしたPCは足に引っかかったり蹴られたりしない場所に置きましょう。例えば机のすぐ下ではなく机の横や壁際に寄せて設置すれば、人が通る動線から外れて安心です。

PCケース自体も重量がありますから、ぐらつかない安定した床面に置いてください。できれば地震などで倒れないよう、PCを置く位置の背後に壁があると理想的です。

また、床に置くと配線ケーブル類が床を這う形になります。ケーブルを束ねて整理し、足を引っ掛けないように配線を工夫することも忘れないでください。ケーブルに足が絡まると転倒の危険があるほか、引っ張られてPC本体や周辺機器が落下・破損する可能性もあります。

結束バンドやケーブルカバーを活用してスッキリまとめておくと良いでしょう。物理的な事故を防ぐレイアウトにすることで、床置きによる不意のトラブルを未然に防げます。

PCケース床置きの注意点

以上のコツを踏まえれば、PCケースの床置きもかなり安全に行えるようになります。ただし、床置き特有の注意点として「普段以上にメンテナンスを意識する」ことは頭に入れておきましょう。スタンド使用やフィルター装着でホコリ対策はできますが、それでも完全にホコリの侵入を防げるわけではありません。

床置きしているパソコンは机上より汚れやすい前提で、内部の清掃頻度を高めに設定してください。ファンの音が普段より大きく感じたらフィルター詰まりを疑う、季節の変わり目にはケースを開けて点検する、といった習慣をつけると安心です。

また、カーペットの上にどうしても直置きしなければならない場合は、必ず硬い板やプラスチックシートを敷いてからPCを設置してください。電源ユニットの吸気口が下向きについているタイプのPCケースでは、カーペットに密着させると通気がふさがり深刻な熱問題を招きます。同時に静電気のリスクも高まるため、カーペット直置きは避けるに越したことはありません。

さらに、床に置いたPCの周囲で水や液体を扱う際にも注意が必要です。観葉植物の水やりや床拭き掃除のときなど、うっかりPCに水滴がかからないよう十分気を配りましょう。万一に備えて、PC本体に防滴カバーをかけておくのも一つの手です。

このようにポイントを押さえて対策すれば、PCケースの床置きでも大きな問題なく運用できます。定期的なメンテナンスと適切な設置環境を維持することで、床置きによるホコリや熱の影響を最小限に抑え、PCを長持ちさせることができるでしょう。デスク周りのスペース事情と安全性のバランスを考えつつ、ベストなPC配置を探してみて下さい。

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